李 洪 志
二〇〇一年五月十九日 オタワにて
皆さん、こんにちは!(拍手)
まず、今回の大会が円満に成功したことをお祝いしたいと思います。(拍手) 大法弟子として、皆さんも知っているように、これは歴史上のいかなる修煉とも違い、今までになかったことです。なぜでしょうか? 皆さんが大法の弟子だからです。歴史上のいかなる修煉も単純に個人の向上と個人の圓満成就のためのものでしたが、皆さんは違います。皆さんが知っているように、未来に再び多くの人が法を得ます。つまり大法が伝え出された後、二段階に分けて進んでいるのです。第一歩は、法を正すことの中で大法弟子を確立するのです。その後の人の修煉は法を正すこととは何の関係もなく、まったく単純に、自己の向上と圓満成就のためだけのものです。すなわち大法弟子として、皆さんに偉大な歴史的使命を授けたということですから、単純な個人の修煉とは別のこととなります。皆さんは法を守り、法を実証しなければなりません。法が迫害を受けている状況でいかに邪悪を暴露し、より良く大法に圓容するかは、皆さんがやるべきことです。実践の中で皆さんもよく行いました。この点は、師父にははっきりと分かっています。
私たちが修めているのは正法なので、どんなことをするにしても善をもって対処しています。ですから、私たちが善念をもって、法を実証し、邪悪を暴露する中で行なったすべてのことに弟子の偉大さと慈悲が表れました。同時に、邪悪なものに対しては、一掃しなければなりません。なぜならば、それは宇宙や衆生を破壊しているからです。つまり、これらの邪悪がなければ、法を正す必要性もありません。いかなる歴史時期にもこのようなことはありませんでした。前例はなく、参照にするものもありませんが、このすべてをよく行うことができたことは、大法弟子としての偉大さを本当に体現しました。しかもこれは皆さんにとっての幸運です。歴史上のいかなる生命にもこのような機会はなく、これは初めてのことなのです。この二年近く、皆さんは非常によく行いました。この点について私は多くの場で言及しました。しかも学習者全体が法を正す過程において、普通によく行なったという以上に、非常によく行なったのです! 中国大陸の学習者であっても、中国大陸以外の学習者であっても、みな非常によく行い、大法弟子の役割を充分発揮し、身につけた能力と自分自身の条件を駆使して、常人にできないことをやり遂げました。特に大法のために人体を失われた方々はみな、法を実証する中でその偉大さを体現しました。
法を正す中で、今まで皆さんはよく行いましたが、邪悪が根絶されない限り、これからももっとよく行い、邪悪を暴露させ、一掃しなければならないのです。この邪悪な破壊の中で、もっとも深く害されたのは華人です。中国政府のあの邪悪で政治ならず者集団が用いたすべての手段は、最も卑劣で、最も邪悪であり、歴史上かつてなかったものです。すでに邪悪さは頂点に達し、卑劣さの極みに達したのです。一つの政府が利用され、下劣に行動してしまいましたが、これはかつてなかったことです。大法弟子が善念をもって行なったすべては、世の人を感動させ、各次元の生命を感動させました。それに対して、中国大陸に現れた邪悪は各次元の生命を激怒させたのです。これらの邪悪と私たちの善は鮮烈な対比をなしています。皆さんが知っているように、邪悪はもうじき一掃されると分かっていながらも、執拗なまでにはびこっています。それらはなんといっても悪であり、悪辣であり、邪なのです。まさに毒薬のように、人を害さずにはいられない存在です。それがこのようなものであるため、根絶する間も手を緩めてはならず、徹底的に根絶するしかありません。ここで指しているのは人間のことではなく、人間を操る邪悪な生命のことです。私の弟子たちには実は能力があります。中国と他の国の学習者、しかも一部の新しい学習者も含めて、実はみな能力があるのです。法を正しているため、各段階は将来の異なる歴史時期の異なる状況下に残しておくための試金石であり、試練なのです。これは宇宙の歴史に残しておく偉大な法です。個人の修煉として言えば、皆さんはすでに修煉の過程を歩んできました。皆さんは大法のために確立された生命であり、最後の道は皆さん各自の先天の最高位置に向かって昇華していくのです。大法弟子の寛大な度量はすべてを忍耐できますが、将来、異なる歴史に異なることが現れてきます。この宇宙大法は、異なる時期の異なる次元の衆生のために異なる時期、次元に問題が現れたときの比較対照を残し、生命のために異なる歴史時期に現れる各種の情況への対処法を残します。つまり今日、現れた各種の問題は、みな歴史のために残した参照となります。現れ方が複雑で、何の順序もないように見えますが、実は非常に順序よく組み立てられています。つまり歴史の上で将来、異なる時期に問題が現れたときの対処法を残したのです。もし、邪悪がすでに救いようがないところまできてしまったら、どのようにそれに対処するかということは、個人の修煉の問題ではなく、宇宙の法を守ることなのです。だからこそ、必要なときに異なる次元における異なる能力を用いてそれを根絶することができるのです。
皆さんが知っているように、私の法は皆さんに説いているだけではなく、各次元もみな聞いています。言い換えれば、異なる次元にみな、法を正すという任務があります。特殊な情況のもとでは、邪悪を根絶してもよいのです。このようにしても大丈夫です。これは歴史上、かつての修煉にはなかったことです。この時期に皆さんに現れてきた各方面での各種の正しい状態や、各種の状態のもとでいかに行なったかもすべて歴史に残しておきます。ですから、これは厳粛なことであると同時に、重要なことでもあります。もちろん、皆さんが邪悪を根絶するときに注意しなければならないのは、顕示心、常人の恐怖心、あるいは不純な念を抱いてはいけないということです。また、そんなことでは目的を達成できません。どうして皆さんにこのような能力があるのでしょうか? 一人の偉大な修煉者だからこそ、このような能力があるのです。ですから、この念を発するときには、偉大な修煉者が発したものでなければいけません。一部の学習者はこの能力を使うとき、時に利いたり、時に利かなかったりしますが、問題はまさにここにあるのです。私はこのように話しましたが、本当に根絶するべきときには、絶対に根絶しなければなりません。根絶しているのは皆さんだけではありません。もし修煉者が根絶しきれなければ、神ないし、さらに高い次元の神も邪悪の根絶に加わるのです。
また、われわれ学習者は今後、集団煉功あるいはこのような大会のときに、五分間入静し、結印して座り、意念の中で自分の思想の中の良くない念、業力と良くない観念、あるいは外来の邪魔を根絶します。これらは死ねと考えれば、根絶されるのです。五分間で利きます。(拍手) 集団煉功のときに三界内の邪悪を根絶することを考え、片手を胸の前に立てて、真念で五分間考えるとよいのです。(拍手) 確かに利きます。皆さんはなんといっても偉大な修煉者で、常人とは違うのです。しかし、もし修煉者としてやるべきでないことに使えば利きません。しかも、その念が発されるとすぐに報いがあり、あるいは次元が落ちてしまいます。しっかり覚えておきなさい!
次にもう一つの問題について話したいと思います。どういう問題でしょうか? 皆さんが知っているように、現在の科学が認識している万有引力の学説は完全に間違っています。どうして人間が言っている万有引力のような状態があるのでしょうか? 地球と三界内のすべての生命、空気や水などを含むすべての物質、三界内に存在しているすべての物体は、三界内のすべての次元の粒子によって構成されています。各次元の各種の粒子の間には繋がりがあります。この繋がりは三界内において、引っ張る力により伸びたり、移動したりします。つまり、引っ張るとゴム紐のように伸びます。緩めたらまた元のところに戻ります。つまり、粒子と粒子の間に基本的に安定している存在形式があるので、地球という環境の中でいかなるものを移動しても、また地上に戻るのです。もちろん石をほかのところに置いて、元のところまで戻らないことを言っているのではありません。このような概念ではありません。地球の表面はある次元の限界なのです。この次元の中にあれば横方向で運動できます。みな同じ次元にあるからです。もし、その次元を超越した高い次元へ移動すると、引っ張られ元のところに戻ります。地球上の物体は、つまりこの次元の粒子が存在する境地にほかならないからです。
皆さん考えてみてください。全宇宙の天体は非常に厖大であり、三界内の高いところに立って眺めれば、人や地球も非常に小さく見えます。人がニューヨークからカナダまで来たように見えても、実際には彼らの目には全く移動していないように映るのです。なぜなら、あなたが移動した範囲は非常に小さいからです。ロケットや宇宙船が空に上がるときは、つまり地球を構成する異なる次元の粒子からなるこの環境から離れようとすることです。そのため、人間はロケットの強い衝撃力を使って、強い力で移動するのです。三界内には、皆さんが知っているように大気圏があります。見た目は大気圏ですが、実はその中は無数の微視的な生命によって構成された環境であり、人間が生きていくことができるように安定させているのです。一旦大気圏を飛び出して離れると、多くの分子と分子の間の結びつきは、強く引っ張る力によって断ち切られます。そうすると、辺縁にある粒子とだけ繋がることになり、引っ張る力はそれほど強くなくなります。つまり、たとえ地球という環境にいなくなったとしても、三界内のほかの粒子の境地と繋がっているため、そこに安定して存在できるのです。これが、衛星がなぜそこにいられるかの理由です。もちろん、同じ重量で体積が異なっても、その繋がりの関係は同じです。体積が小さく密度の高い物体でも、体積の大きい物体でも、その結びつきの関係は同じであるため、同じ重さに感じられるのです。詳しく説明すると、まだ多くのことがあります。皆さんに教えますが、先ほど話したことの意味は「万有引力は存在しない」ということ、本当の原因はこの環境内の粒子が、この環境の中で存在するために、それらの間に繋がりがあるということです。
それでは、修煉者についてですが、人はどうして体から離れ、浮き上がることができるのでしょう? それは地球と繋がりのある表面の物質粒子で構成された皆さんの身体に変化が起こったからです。この環境にある粒子との繋がりが断たれると、それによる粘着力がなくなり、制約する引き合う力がなくなるため、浮き上がることができるのです。あなたが修煉によってある境地に到達すれば、あなたの微視的生命で構成された部分がその境地と繋がっています。さらに高い境地まで修煉すれば、さらに高い境地の粒子と繋がり、到達した境地より下のすべての次元との繋がりは断たれることになります。すなわち、このような関係です。大周天が通るというのはこの次元における現れですが、学習者はとっくにこの次元を突破しています。ただ鍵を掛けられているだけです。今後の修煉の中で、学習者には相継ぎ各種の状態が現れます。ですから皆さんにこのことについて話しました。今日はこれくらいにしましょう。法会が更によく開催されるよう望んでいます。(拍手)
私は皆さんが非常に苦労しているのを知っています。仕事も勉強もしなければなりませんし、また家庭生活や、社会活動もあり、同時に家の面倒もみながら仕事をきちんとしなければなりません。さらに法もよく学び、煉功し、また真相を伝えなければなりません。難しいのです! 時間的にも経済的にもかなり難しいのです。難しいからこそ、威徳を体現できるのです。難しいからこそ、威徳を樹立する良い機会なのです。素晴らしいことです! 皆さんは修煉者ですから、難しくてもさらによく行わなければなりません。話はこれくらいにしましょう。(拍手)